街訪 台東区下谷(昭和が残された北の玄関口)

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台東区は上野のすぐ北に位置し昭和通りとJRの線路に挟まれた三角地帯の下谷に行ってみた。
上野、根岸、鶯谷、入谷などに隣接し下町を象徴する街の一つである。

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二階部分にかすかに残る木造建築の家。

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こちらも前出の家と同様一階部分がお店だった家のようだ。

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向こうにビルが建っているが昔はこの路地で賑やかな会話が聞こえてきたに違いない。

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出窓部分がモダンである家。
何かのお店だったものか???

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無垢なコンクリート壁に錆びたシャッターと雨戸。
年季を感じる家の一つだ。

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扉が付いていない玄関口。
中を見た感じ住まわれていない家みたいだ。 コンクリートの階段も味わい深いものだ。

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一風変わった建物。
質屋の看板がある。二階部分の窓がいろいろなところについていて目に留まる家だ。

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トタン張りの家。
定番の軒先植物が下町を醸し出す。

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かなりリニューアルされているみたいだが二階部分の格子が重厚且つ御洒落である。

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コンクリート造りにトタン雨戸の家。
定番だが目の当たりにすると新鮮味を感じる。

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こちらも年季を感じる家だ。
軒先の日除けを見る限りお店だったものだろうか。

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路地を入ってみた。
表の顔と裏の顔が対照的な家。
狭小地区に建てられたが故に裏までは手が入らないのだろうか??
希少なものを見た感じがする。


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重厚な玄関の銭湯。
下谷の名物でもある。昭和初期に建てられたものである。

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こちらも何かのお店だったものだろうか???
下谷を歩くとお店だった建物を多く目にする。 商売が盛んだったころは賑やかな街だったことを想像させる。

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木の引き戸が懐かしさを感じる。
引き戸のレール部分を踏むと怒られたことを懐かしく感じる。

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狭いながらもすっきりと建つトタン張りの家。

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奥方へ続く路地。
昔は多くの路地が見受けられたが建物の進化と共に無くなりつつある。

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寄り添うように建つ二つの建物。
昔は御近所も家族の一員みたいな流れであったため違和感ないが、
現代のプライベート重視な環境だと考えられないものであろう。

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看板も一部取れて寂しい感じがする建物。
二階部分の廃れ具合にも時代を感じる。

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下町には銭湯が多い気がする。下谷地域を散策中二つほどお目見えした。

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周囲に圧迫されながらも頑張り続ける平屋の建物。
残り続けられる限り残ってほしいものだ。


下谷 上野から程近く昔から栄えて商売や家内工場などで栄えてきた街と言う雰囲気を味わえた。
北の玄関口と言うこともあって多くの上京者を迎え入れてきた街だということを痛感した。
質屋、飲食店、銭湯などそのような人たちが必要としているものが揃い賑わいを見せてきたに違いない。
今でこそ需要が無くなってきているとは思うが残して行きたい風情が街全体に広がっていた。